伊吹山−滋賀県の最高峰−自然のお花畑−

伊吹山(標高:1377.4m)は、岐阜県境に近く位置し日本のほぼ中央にあります。
伊吹山の誕生は、古生代(約2.5億年前)の大造山運動で日本の大部分が海上に
姿を現した際に誕生した山であり、山のほとんどが石灰岩で出来ているそうです。
そのため太古の化石も多く、化石の山としても有名な山です。

真夏の暑い日でしたが山頂は爽やかな風が心地よく、遠くまで広がる眼下の景色
あたり一面にさく可憐な花々。雄大な自然のお花畑。身も心も大自然に溶け込んだ一日。
四季折々に咲く花に出会いゆっくり写真を撮るために、再度訪れて見たいと思う山でした。
   

シモツケ草(バラ科)の群落


イブキトラノオ(タデ科)


クガイソウ(ゴマノハグサ科)


アカソの群生(イラクサ科)・キバナノカワラマツバ(アカネ科)・シシウド(セリ科)

伊吹山の植物について
・・・以下の写真は「伊吹山ミニ事典」より・・・

★石灰岩地帯であるため石灰岩地を好む植物が多い。

(クサボタン・キバナハタザオなど)

★高山・亜高山性植物も多い。

ニッコウキスゲ・クンナイフウロなど

★日本海側の植物(多雪地帯の植物)も多数見られる。

(ミヤマイラクサ・イブキトリカブトなど)

★古い山なので特産種も多い。

(イブキレイジンソウ・イブキハタザオなど)

★植物研究の宝庫で伊吹で初めて採集され報告されるためイブキと名前のつく植物が多い。
(イブキザサ・イブキスミレ・イブキノエンドウ・イブキシダなどなど)

戻る