子供達は「こんにちは!こんにちは!」と無邪気に元気な声をかけてくれる。
澄んだ大きな瞳は好奇心に満ちていた。
ある男性は、格花を見て”サムライ”の心のようだと表現された。
以前日本に住んでいた時買った花器と剣山で、今も時々花をいけると話していただいた
中年の男性との出会いもあった。
花止めの”剣山”は、子供も大人も触ったり持ったりして珍しそうだった。
”又木”に興味をもった若い男性は、のぞき込んで見てどうしてとめるのか、
帰ったら必ず作って見たいと言って、いろいろな質問をされた。
実際に作ってみせると納得だった。
小学生の娘に日本の文化を見せたくて・・とトルコに住んで10数年になるという日本人男性の来場もあった。
日本のいけばなに関心をよせていただいたトルコの人たちに接して
花をめでる心に国境なしと思う。
そしてまた一つ花の輪が大きく広がった。
ジェマル・レシット・レイ・ホールの展示会場には、
桐塑人形・蔓・藤の工芸品・絵画・和紙ちぎり絵・木彫り・能面・・・・等々が展示された。
日本の伝統・文化と取り組むいろんな人たちとの出会いも忘れられない。