ほととぎす

年々株が大きくなって切花に使えるようになりました。

”ほととぎす”の花の名前は、花の白色に紫の斑点が、鳥の”ほととぎす”の胸班に
似ているからだと聞いてから、一度確かめたいと思い続けているのですが・・・・・

鳥の”ホトトギス”の鳴き声は「テッペンカケタカ」と鳴くので昔から有名ですが
この地に移り住んでから、うぐいすのさえずりの後、4、5月頃になると毎年その鳴き声を
耳にしています。その姿に出会って胸班をみてみたいなーと思いながら・・・。
確かに「テッペンカケタカ」聞き様によっては「テッペンハゲタカ」と鳴いています。

”ほととぎす”の花は、徳富蘆花の小説 ”不如帰”に思いをはせてくれることもあります。

いろいろなほととぎす
(以下の写真は「花材別いけばな芸術全集6」より)


やまじのほととぎす   たまがわほととぎす


きばなのつきぬきほととぎす     ほととぎす


するがじょうろうほととぎす     たかくまほととぎす


ちゃぼほととぎす     とさじょうろうほととぎす

ホトトギスはゆり科で、東アジア(ヒマラヤ・中国・台湾・韓国・日本)に分布。
種類は16くらいあり、そのうち日本には12種あるようです。
奈良県のある民家の裏山一面に、ホトトギス(ちゃぼホトトギス??)
が垂れ下がった状態で群生していると聞きました。一度尋ねてみたい所です。